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2013年3月

時間は平等・・・

1月行く、2月逃げる、3月去る・・・まさにその通り、といった印象を持ちますが、皆さんはいかがですか?

年度切替にあたる春休みは、学校の宿題もなくノンビリ過ごしている人も、最後の大会に向けて部活動に勤しんでいる人もいるでしょう。気持ちを切り替えて新しい一年を迎えようとしている人もいるでしょう。

 

と、書いてみて誤りに気づきます。入試・受験を考えるとき、「一年」ではないんですよね。特に学科の場合、大学入試センター試験は1月、私大の入試は2月前半ですから、4月に入ったら「10ヶ月」と考える方がいいのです。あ、誤解しないでくださいね。焦らせるつもりはありません。ただ、計画する際、分母や分子を間違えては台無しですよね。

 

これから何度か節目が訪れます。「入試まで半年」「入試まで100日」「入試まで1ヶ月」・・・。もちろん、コツコツ学習習慣を身につけることが一番ですが、ちょっとした助言を。

自 分が1日にできることを把握しておくこと。たとえば、1日に英単語を10語覚えられるのであれば、お勧めしている単語帳1400語を覚えるのに必要な日数 は140日。覚えられなくても100語覚える努力ができるのであれば、14日=2週間で一回転学習できる。時間を区切って考えられるようになると、計画通 り行かないときも修正できるようになるものです。

 

まずは自分を知ること。受験科の皆さんは4/7(日)、基礎科の皆さん(高1・2生)は4/6(土)の模試を受け、自分の現状を見つめてください。

そう!!! 新学期開講は1週間後ですよ~!!!

 

 

★新・言の葉ゼミ8 「主観と客観」

 

①「もっと客観的になりなさい」

 

しばしば私たちは①のように言われる。もちろん、個性や独創性、主体性は大切だが、表現が内面世界を外に向けて発表することである以上、他者の存在=「客観」は無視できない。

では、他者の目線=「客観」とは何か? そもそも、私たちは他者の目線に立つことができるのか?

 

「主観」と「客観」は対概念である。が、その熟語の成り立ちについて指摘したい点がある。

以下の通り、熟語の成り立ちは、大きく6つのパターンに分類できる。

 A)「温暖」など、意味が似ているモノ同士

 B)「強弱」など、意味が対になる組み合わせ

 C)「地震」など、前の字が主語、後の字が述語の関係

 D)「海水」など、前の字が後の字を修飾する関係

 E)「洗顔」など、後の字が前の字の目的・対象となる関係

 F)「不満」「未来」など、前に打消し語がつくモノ

 

そこで、「客」を「観」る、という解釈の登場である。

「主観」は「主(=自分)」の「観」方と考えられるが、「主」が「観」るとも取れる。

「客観」は「客(=他人)」の「観」方と考えられるが、「観客」として、「客」を「観」る、と取りたい(本来の「観客」は「観る客」であるが、今は無視したい)。

私たちに求められていることは、他者の目線になることではなく、自分の外界に存在するモノを見る=「観客」なのではないか、ということだ。

内側を見つめるには、訓練が必要である。それも生半可なことではないだろう。だが、表現したモノであれば、それは自分の外側の存在となるのだから、たやすく見ることができる。

 

②「個性的でありなさい」

 

この「個性」が「主観」と言えまいか?  外界にあふれる様々なモノを見て、自分の好きなモノ、美しいと感じるモノ、嫌いなモノ、醜いと感じるモノ、興味を引かれるモノ、関心の持てないモノ・・・ に分けていく作業こそが「個性」を培うのだと考える。有限な存在であっても、その組み合わせとなれば、無限に近い組み合わせとなる。

 

「客観的」になるためには見ることが不可欠であり、しかも、見ることは「個性」の埋没にならないどころか、見れば見るほど「個性的」になれる可能性を秘める。

まずは「主観」を鍛えること・・・そのための「客観(観客)」である。

 

次回は、また別の世界への扉を開く予定。次回の「新・言の葉ゼミ」、お楽しみに~♪ (柳田晴子)

花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは・・・

横浜青葉台校の皆様、大変お待たせいたしました!!! (待っていてくださってましたよね!?)
 
2013 年2月~毎週土曜日(もしくは金曜日)に学科ブログを更新してきました。ここで「新・言の葉ゼミ」として、入試現代文のみならず、表現に役立つ抽象語紹介 をしています。これまでの分は「鎌倉大船校」の「美大学科ブログ」を読んでください。必ずお役に立ちます!!! ・・・4月から「美大学科」の授業を受講 する人は、抽象語の説明から始めますので、どうぞ、お楽しみに。
(現代文の得点アップの鍵、実は、語彙力なんですよ☆)
 
さ て、神奈川県内でも、あちこちで桜が見頃を迎えていますね。鎌倉大船校近くの、砂押川(境川支流)沿いの桜も早くから開き始め、今、ちょっとした桜のトン ネルになっていて、昨日はスケッチを楽しむ方もいらっしゃいましたよ~♪(写真) 横浜青葉台校から少し離れていますが、小田急江ノ島線、桜ケ丘~高座渋 谷間(引地川沿い)の「千本桜」、美しかったです!!! お近くの方は、是非~♪
 
「お花見」は「花=桜」なんですよね。7世紀頃には、もう、お花見を楽しむ風習があったようです。
"Ohanami" means cherry blossom viewing.
それだけでなく、しばしば前日から場所取りする、なんてことも。
We eat and drink, sometimes sing karaoke under the branches with cherry blossoms in full bloom.
テレビ等では上野公園の賑わいも紹介され、1日で30万人以上の人出とか!!!
 
もちろん、花は桜だけではありませんが、見頃が短く、散り際も美しい桜・・・どうしても心を寄せてしまいます。花も人の世も同じ・・・普遍性を見せるからでしょうか・・・。・・・しみじみ。
As they are in full bloom for a very short period of time, it reminds us that our lives are also brief, and beauty is fleeting.
 
 
★新・言の葉ゼミ7 「客観(objectivity)」
 
①A「Yさんって美人だよな~♡」
 B「ねぇ、もっと客観的になったら?」
 
前回、BはAのことを「主観」だと指摘したが、「客観」と「主観」は対の概念、背中合わせである。
 
「客観」とは、自分が意識しなくても、客体としてだれでもその存在を認めることができるすべて。
「客観的」とは、その人だけの判断によって、そうだとするのではない様子。
 
また、「客」は会意形声文字。「家」と「各:カク(いたる意)」とで、家に来る人、おきゃくの意を表わす。字義④に、主に対するモノ、自己の意識に対しての外界、とある。
ちなみに、「観」は形声文字。「見」と音を表わす「雚(カン:めぐる意→還)」とで、ぐるりと見回す意を表わす。「観」は省略形の俗字。「~観」で考え方・見方・見解や立場などを示す。
 
「客」は外から入ってくるモノ、である。つまり、自分の内側ではなく、外側に存在するモノ。・・・自分の内面を見つめるのは難しい。普段は隠れていて見えないのだから。しかし、自分の外側にあるモノ=「客」であれば「観」ることができる。
 
②「面白い夢だと思ったけれど、言語化したら、全然面白くない」
 
面白いと思うのは「主観」の働き。言語化するということは、夢でも考えでも感情でも、それまで自分の内側にあったモノを外に出す、つまり、外側の観察対象にすることができる。言語化は「客観」を促すことに繋がる。もちろん、訓練は必要だが。
 
本当は「客観的」になることは難しくないはずである。外側にあるモノを見ればいいのだから。
私たちの外側には多くのモノが溢れている。2つ以上のモノを見比べること=比較、比較は「客観」の第一歩である。
 
せっかく多くの素敵なモノに囲まれて暮らしているのだから、いろいろ観察したいものだ。1つのモノに固執せず、あらゆるモノを観察し、美しいモノ、素敵なモノ、好きなモノを見分けていき、自分らしさを発見したり、自分の感性を磨いたりしていきたい。
 
次回は「主観と客観」のまとめ。乞うご期待~♪ (柳田晴子)

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