ムサ美中心の受験対策の中でデッサンや制作に対する考え方はどのように変わっていきましたか?
最初は与えられたものをとりあえず組み合わせるだけでしたが、そのうち材料の性質を意識して、どんな構成がいいか考えるようになりました。受験期に近づくにつれ床や背景、光の差込、影の付き方、その場の空気までも作品の一部として構成出来るようになってきました。
合格までの自分を分析してみてどうですか?
運動部だったのでアトリエとの両立は大変でしたが、自分は自分という気持ちでマイペースだったことが良かったと思います。専門的な内容は講師に相談し、両親、友人とたくさん話したことも精神的な自信を持てる切っ掛けになりました。学科では英語の単語だけでも毎日欠かさず勉強することが必勝法だと思います。
学院での授業について
建築科は、他の科と違って一年間を通じ浪人生達と一緒に制作します。教室には常に緊張感があり、現役生と比べて多くの作品を造ってきている浪人生達から学ぶ点が多く、良い環境でした。また、受験という圧迫感に押しつぶされることもなく、自分の作品を制作出来たのは、友人の様に接してくれる講師達のおかげでした。常に心に留めていたのは、その日に考えたものは、なるべくその日に完成させ講評してもらうこと。自分の良かった点や悪かった点、他の人で誉められていた点を含めて次の制作に生かすよう心がけていました。講評はアドバイスが的確で、ズバっと指摘してくれました。時には辛いこともありましたが、的を得ていて後の制作にとても役立ちました。
後輩へのメッセージ
不安を感じる時もあると思いますが、講師の助言を良く聞き、自分を信じて頑張って下さい。それから、ストレス発散のための話せる友達は大切です。他には、夏休み1日をかけて『東京建築MAP』を頼りに、代官山ヒルサイドテラスなど、10件の建築物を見て回ったことです。良い勉強になりました。