
楽しむことを忘れずに
1年間のカリキュラムは、基礎的なことから受験間近の追い込みまでの流れが計算してあるなと、実際に終えてみて実感しました。ひとりひとりに向けた濃い指導と、普段はリラックスしているけれど、授業が始まるととても緊張感のある空間は、とことん集中できました。講評も、個人の状況に合わせた熱い指導をしてもらえました。休日は、常にメモを持ち歩いて参考になるものを書き込んだりして過ごしていました。学科の勉強は携帯電話に英単語を打っていつも見るようにし、イディオム・単語・文法・漢字のみをひたすら毎日復習しました。この1年で自分で考えて行動できるようになりました。将来のビジョンを常に頭に置き、楽しむことを忘れないで日々の課題をまじめにこなしていけば、結果は出てきます。そして親には感謝しましょう。

意志を持って取り組む
日々の講評が大好きだったので、自分のことも他人のこともよく聞きました。考えすぎて落ち込むこともよくありましたが、大学生活や将来の夢を考えたりして乗り越えてきました。年に何回かあるコンクールではたくさんのことを考えさせられました。夏のコンクールでは浪人生との実力の差を実感し、薄々感じていた焦りが濃厚になり改めて美大受験を意識しました。日々の指導ではこうするべきといった教え方ではなかったので、自分自身で考えることの大切さがわかり、まず自分がどうしたいのかを伝えるということに気付かせてくれました。制作には意志を持って取り組んで下さい。ただ課題をこなしているだけでは何も見えてこないと思います。講評の時間は始めから終わりまですべてがためになると思うので楽しんで下さい。試験当日は前日や直前にどれだけ緊張してもいつも通りのテンションで制作できれば大丈夫です。

自分らしさのアピール
いつも複数の講師が教室を巡回して、ひとりひとりに指導してくれるので、綿密な授業を受けることができました。つまずいた時は、解決の糸口が見つかるまで徹底して付き合ってくれて心強かったです。他の予備校に比べると色彩対策に力を入れてくれていたのが良かったと思います。受験を経て、技術的なことはもちろん、面倒な課題でも徹夜で仕上げる忍耐力、色々な事象に目を向けることの大切さ、他人に甘えるのではなく自分で解決する姿勢が身についたように思います。直前期は追い詰められれば追い詰められる程、自分から楽しんで課題と向き合うことの重要性を実感しました。試験本番でも固くなりすぎず、粗密や基調色などの基本は抑えつつも、自分らしさを最大限にアピールできる絵を描いた方が、採点者に多く訴えることが出来ると思います。

友人あっての受験生活
1学期の始めは私大・芸大の枠がない共通課題の授業だったので、多くの刺激を受けることは、向上心につながり良かったです。また、資料や合格者作品が充実し、色んな所から良いものを盗むことができました。僕は、1浪の時に交通事故にあって一ヶ月入院したことがありました。その時に健全な肉体あってこその受験だと気付き、2浪の時は体調を崩すことなく終えることができました。また、友がいたから今の自分があると感謝しています。受験という苦労を一緒に乗り越えた人達とは、一生の付き合いになると思います。入試本番では何が出るかわかりません。もしも苦手なモチーフが出たとしても諦めず最後まで攻めることが大事です。最終的に、完成のイメージと完成がある程度は近くなりましたが、まだまだ始めの計画性が足りないので、大学に入ってもより理想に近づけるように頑張っていきたいです。
学院の授業内容
昨今の問題傾向にとらわれた課題ではなく、どんな問題が出ても対応できる確かな実力がつくように基礎からしっかり確実にステップアップできるように組まれたカリキュラムだなと感じました。1学期の写真集を作る課題や風景画の課題は、自分がどんなものを作りたいのかということを考えさせられ、受験だけではなく、将来ものを作る立場になるということを強く意識させられました。講師も私達ひとりひとりが、「何が出来て何が苦手なのか」「どんなくせがあるか」ということを把握した上で指導をしてくれました。12月最後のコンクールの結果に落ち込んでいた私に「阿久根なら志望校行けると思うよ」と言われた一言がすごく嬉しかったです。
学院の環境
モチーフや机、流し場、トイレ等、港北美術学院はとても綺麗な予備校なので緊張した空気でモチベーションも高く制作できました。まわりも、意識が高い子ばかりなのでお互いに励ましあい、競い合うことで自分が成長する上ですごくいい環境が作れたと思います。また、交流の機会となる行事も多くいい友人関係を築くことができました。受験について、美術、デザインの知識についてはもちろん、お互いの考え方や価値観を学び、ともに励ましあうことで、ポジティブな意識を維持できました。
受験生活のONとOFF
日々の制作においては大きなテーマと小さな課題をきちんと持って臨むようにしていました。性格的に集中力があまり続かない方なので、休憩時間はその日によってまちまちでしたが、長めに休んでいた方だと思います。休日は寝ているか遊ぶかどちらかでしたが、メンタルに関しては、落ち込んでもしょうがないと気付いたら、あまり落ち込まなくなりました。食べることと寝ることを我慢せずに過ごせたことが穏やかに過ごせた要因だと思います。
浪人して辛かったことはありますか?
挫折を味わい、恥も多くかきました。今は、それがよかったと思えます。元々うまい方ではなかったので、スランプなんて大げさだと思い、「最近調子が悪いなぁ」程度にしか思いませんでした。ただ、つらい時の講師の言葉はありがたかったです。学科は「美大学科」に的を絞って指導して頂いたので、余計なことをせず教わったことをただ繰り返しやるようにしました。言われたことは素直に聞くようにし、言い訳はしないよう心掛けました。作品イコール、自分を見られていることなのだということを意識し、制作しないといけないと思います。
学院の生活を聞かせて下さい
講師は優しく気軽に話しやすかったと思います。 講評では毎回作品の良い所、悪い所の両方を具体的に説明してくれ、次の制作に生かせました。適度に面接もあり、普段悩んでいることや制作に関する質問を相談出来てよかったです。学院の友人は高校の友人とは違い、みんな同じ目標や夢を持っているので、意識を高めあうことが出来ました。
受験との向きあい方
休みの日、時間がある時はひたすら手のクロッキーや、金属やガラス系の物を想定で描いたりしていました。また、常に受験のことばかり考えているのではなく、友人と遊んだり趣味に没頭する日もありました。常に前向きに気持ちを維持するようにし、「絶対合格する」という信念を持って、ネガティブなことは考えないようにしていました。受験のことを具体的に意識し始めたのは、コースが私大と芸大に分かれた頃からです。そして、夏期講習からは受験のことをイメージしながら制作するようになりました。入試本番では普段何気なく講師に言われていたことがとても役立ちました。学科セミナーでは各大学の過去問題や似たような問題をたくさん解き、それぞれの大学の入試に対応することが出来ました。変に焦ったりせず、失敗し自信を無くしてもポジティブに考えることが合格への近道だと思います。