毎日真剣にやっているつもりでも、やはりダレてくる時期とかも多々あって、そういう時にいい刺激になったのが、講師のデモンストレーションでした。スランプは大きく分け、春の最初と秋頃とで2回。一回目の春はデッサンを酷評され、自分の描くデッサンに一切の自信をなくしてしまいましたが、高校時代の自分の作品を見て昔を振り返ったり、参作を見て研究することで持ち直せました。秋のスランプは、塑像の構成課題で自分の弱点が明確になり、色々なことをがむしゃらにやることで乗り切りました。常に自分がどこのレベルにいるかを意識してください。回りにいるのは友人ですが、同じ大学を受験するライバルです。また、その日良くても悪くても結果が出たときは親にしっかりと伝えること。自分が誰のおかげで制作できるのか、感謝の気持ちを忘れないでくださいね。

受験生活のポイントはとにかくONとOFF。エネルギーの使い方を工夫すること。基本的に月~土までは集中し、日曜は死ぬほどOFFにしたり、遊んだりする、の繰り返しでした。制作の場は予備校に限定し、家では情報収集や人体の構造の研究などをし、時には息抜きとしてギターを弾いたりして過ごしました。高いモチベーションを保つためには、常に自分に厳しくしなければならないと思います。受験で戦う相手をイメージし、自分の中だけで戦わないようにすること。描く線の一本一本に、常に裏づけを持たせた制作を。客観性を忘れると受かりません。初心を忘れず、対象物に対して常に新鮮な気持ちで取り組むことです。当日は何が出るかわからないので、柔軟な気持ちで臨むこと。あと、親への感謝を忘れてはいけません。