ゴーギャンは、色彩の強度について 「1キロの緑は、半キロの緑よりも緑なので、等価物をつくり出すためには(あなたのキャンバスは自然よりも小さいのだから)、自然の緑よりももっと濃い緑を塗らねばならない。」と述べている。 (同様の見解は、後にマチスによってもなされている)
このような、色を質量として捉えるゴーギャンの考えは面白い。
しからば、巨大画面のニューマンの赤と、その半分以下の画面サイズのマチスの赤と、 果たしてどっちが赤いのか。
質量にまさるニューマンか、同等か、いや、マチスの方が断然赤い。 ニューマンも充分に赤いのだが、それにもまして、マチスが赤い。
ニューマンの赤は、見る者に、没入するようにと要求(機能)するが、 マチスの赤は、見る者の目と頭の中に、(イメージとして)記憶される。
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